体験談⑤超音波内視鏡下穿刺吸引術
体験談④からの続きです
3日目 10月3日
今日が本番の膵臓にできた腫瘍が本当に神経内分泌腫瘍なのか細胞をとって病理検査にかけるため
超音波内視鏡下穿刺吸引術を行います
膵臓は胃の裏側にありちょうど隠れた場所
直接膵臓には内視鏡は届かないので口から胃まで胃カメラより太い内視鏡を通し胃から超音波で膵臓の腫瘍を確認し内視鏡の先端から針を胃から刺し腫瘍の一部をとるらしいです
そして一部とった細胞を病理検査にかけます
ついでに胃の状態もみてくれます
太い内視鏡を口からの挿入は苦しいため暴れないようにしっかり眠らせてくれると言っていましたが・・・
大腸内視鏡検査の時は麻酔がきかなかったので不安しかないわ~
とうとう時間がきて呼ばれちゃいました
今日は車いすでの移動です
場所は大腸内視鏡検査の時と同じ検査室のため
少し雰囲気に慣れます
先生は外来の担当の先生で診察の合間をぬっての私の検査なのかな~という感じ
先生がくるまで喉の麻酔など前処理や機械をつけ心臓の状態をモニターしていきます
念のために看護師さんにもう一度大腸内視鏡検査の時麻酔が聞かなかったことを伝えておきました
伝わっているとは限らない・・・
そこで前日の麻酔を確認してくれました
しばらくして先生登場
麻酔が聞かなかったことを伝えてくれます
「ほんとだ~」と言いながらおそらく麻酔の名前であろう単語が次々でてきて色々用意してくれてるんだろうな~という感じ
言ってよかった~
お願い!!眠らせて!!です
いよいよ点滴部分から麻酔をいれていきますが・・・
クラっともきません 追加の麻酔もしているようですがなかなか・・・
またちょっとざわつきます
会話が聞こえてまあ~す
でも一気に意識が飛んだようで一瞬意識が戻った時は何回も名前を呼ばれていて
「まだ胃カメラだから大丈夫ですよ」と何回も言われているようでした
なんだか苦しがってる自分がいるのもわかりました
そして次に気づいたときには終わっている・・・
朦朧とします
なんとか車いすにすわりますが
車いすで戻る途中も意識が薄れていくので何回も名前を呼ばれます
このまま暫く寝かせて~と思いながらも
名前を呼ばれると意識って戻るようです
とりあえずなんとか終わり病室のベッドにイン
どのくらい時間がかかったのかはわからず・・・
でも割とすぐ娘がきたので夕方に終わったのかな?
ずっと点滴でシャワーがはいれないためせめて頭だけでも洗いたいと娘に甘えてみます
そこに病棟担当の先生が様子をみにきまして
「大変だったようですね、全身麻酔並みの量の麻酔をしたみたいです」と言われちゃいました
そ~なのか・・・でもまあ検査は終わったのでこの後異常がなければ明日退院予定
退院前に頭くらいは洗って帰ろうと洗面台へ
車いすで娘に連れられ頭を下げたとたんじわじわと吐き気が・・・
まずい!!最高に気持ちが悪い
ごめんなさいです 洗面台にキラキラが・・・
なんとか部屋に戻り吐き気止めをうってもらい仮眠します
せっかく来てくれたのにごめんね~です
検査がおわってもまだ食事はでません がっかり
他の部屋の方の食事の音とにおいを感じながらひたすら我慢
さすがに今日はカーテンを閉め切って休みます
先生に体調どうですか?と聞かれますが答えるのが難しい
機能性ディスペプシアの症状があるので区別がつかない
とりあえずは大丈夫としか言えないか・・・
4日目 退院日 10月4日
朝食はまだ抜きです。血液検査があり出血などの異常がなければ昼ご飯を食べての帰宅です
お昼が待ち遠しい
でも2日も絶食だったのでそんなに量はでないだろうと期待はしていませんでしたが
思いのほか普通の量!! うれしい~
が・・・気持ちと胃は別のようで完食はできず
ざんねん
血液検査も問題なく食事もとれたのでいよいよ退院の準備
私の部屋はいろんな方がいました
皆さん大きな病気を抱えていて 家族がいて お友達がいます
今日となりに入院されてきた方はとても明るいかたでした
でも病気は深刻です
私とは入れ違いになってしまいましたが すでに仲良くなれそうな感じ
退院をつげると 寂しがってくれお互い頑張ろうとハグしてお別れしてきました
それだけでも感動です
51歳にしてはじめての検査入院 いろんな体験ができました
そしてドキドキのお会計へ
なぜか今回は支払いは次回ということで
結果を聞きにいったときの支払いになるようでした
よくわかりませんが・・・
とりあえす今日は旦那様にお迎えにきてもらいかえります
つかれました
はやくいつもの布団でゆっくりしたいものです
次回は結果ですね
今日も読んでくださりありがとうございました